ブラウンバニー
ヴィンセント・ギャロの「The Brown Bunny」を観た。
「バッファロー66」と同じく、主演・脚本・編集などをギャロ自身がこなしている。
大切な人を失い、心に深い傷を負った男が描かれている。
その傷の深さ故、新たな出逢いにも自分から逃げ出してしまう。
自分がなぜ傷ついていのかさえ忘れて。
ギャロはその輝かしいキャリアとは裏腹に非常に弱く、脆い人間なのだと思う。
その繊細さが映像でも表現されている。
カメラワークやフィルムカメラ(おそらく)の映像は本当に美しく、音楽のセレクトも良い。
今の自分には大きく響いた映画だった。