Brighten the corners

夜間飛行のブログ

持たない幸福論

持たない幸福論を読んだ。読む前の安心イメージでは著者は人と余り関わりを持たないのかと思っていた。しかし全くの逆で、人との関わりを大切にしつつ、自分の楽しいと思えることに心血を注ぐ人なのだと言うことが分かった。僕にはなかなか難しいことだが、…

「阿賀に生きる」を観て

フォーラム福島で『「佐藤真」の不在を見つめて』という企画を知ったのは、職場近くのコーヒー屋だった。カウンターに置いてあったチラシに目を惹かれた。 「佐藤真」という名前は知らなかったが、「阿賀を生きる」という映画の存在は知っていた。東京に住ん…

前野健太 9周年記念コンサート 歌手だ

前野健太の9周年記念コンサートを観てきた。 二日間あって、初日はソロ(ゲストでチャゲさん)、二日目はバンド編成。 いつもはソロの演奏の方が好きなのだが、今回に限ってはバンドの演奏が良かったと思った。 気心の知れたメンバーだからだろうか、呼吸が…

エッセンシャル思考

エッセンシャル思考を読んだ。内容を端的に言うと『やるべき事に集中しろ』と言うことだった。それ以外は切り捨てて構わないと。そのための幾つかの技術が紹介されている。見極めの技術、捨てる技術、しくみ化の技術。これらのサイクルを作ることでより強固…

ルーシーリー展

郡山市立美術館にルーシーリー展を観に行った。美術館に行くといっても、観るのはいつも絵画ばかりで陶芸を観に行くのは初めてかも知れない。殆ど予備知識なしで観に行った。行ってみて思ったのは彼女の創作意欲の凄さと発想の若さだった。兎に角たくさんの…

二枚目の名刺

仕事でやりたいことが出来ていない。 もっとやりたいとアピールしろと言われるのだが、 露骨なアピールがどうも苦手だし、嫌味な感じになってしまう。 その結果、仕事への満足感が低い。 本業でやりたいことが出来ないならプライベートでと考え、 「二枚目の…

ブラウンバニー

ヴィンセント・ギャロの「The Brown Bunny」を観た。 「バッファロー66」と同じく、主演・脚本・編集などをギャロ自身がこなしている。 大切な人を失い、心に深い傷を負った男が描かれている。 その傷の深さ故、新たな出逢いにも自分から逃げ出してしまう…

悪い癖

僕には悪い癖がある。 映画を見たとき、本を読み終わったとき、音楽を聴いたとき、すぐにインターネットで口コミやレビューを確認してしまう。そして他者の意見をまるで自分の意見かのように取り入れてしまうのだ。 そんなことを繰り返していくうちに、僕は…

京都にて

マグリット展

新国立美術館に行った。ルーブル美術館展とマグリット展、どちらを観ようか迷っていたがルーブルの方はものすごい行列だったのでマグリット展の方にした。彼の絵を観たことはなかったが、一般にはシュールレアリズムに括られるらしい。不思議な絵が多かった…

尾道にて

音楽について

もうずっと音楽を作りたいと思っているのだが、 なかなかそれができないでいる。 どんな小さな曲でもいいから形にして少しずつ発表できたらと思っている。

ミニマリズム

「ミニマリズム」を読んだ。 著者は世間的な成功を捨て去り、パッション•ミッション•自己の成長•他者への貢献を取った。当たり前の様に思えるけれど、これらをマスト事項として実行することは想像以上に難しいだろう。 以下、印象に残ったことのメモ。 •お前…

ある精肉店のはなしと祝の島

ポレポレ東中野にてある精肉店のはなしと祝の島を二本続けて観た。 ある精肉店のはなしで衝撃的だったのは屠畜場でのシーン。連れてきた牛の頭にハンマーを打ち込む。その場に崩れる牛。 僕が普段食べているものはこうやって出来ているのだ。今まで散々肉を…

かぐや姫の物語

下高井戸シネマでかぐや姫の物語を観た。 やはり評判通り映像が素晴らしい。 日本の美しさや美意識が所々に表現されていると思う。 この作品のメッセージとして名誉とか富が本当に人間に幸福をもたらすのか、というものがあると思う。 幸福とはどこにあるの…